福知山市丹波生活衣館では、現在「銘仙と地絹展」が
開催されています。
銘仙と地絹は、大正後期から昭和にかけて
儀礼や正式の場以外に着る外出着や
おしゃれ着として着られていました。
銘仙は、古くから庶民が親しんできた絹織物で、
関東近辺の養蚕地で生産された二級品の縞織物が発展したもの。
全国に流通していたそうですが、
当時の女学生さんたちのおしゃれ心が、このような鮮やかな
色彩や柄の銘仙を作ってきたのだそうです。
地絹は、銘仙と同じように養蚕地の農家で屑繭で織られた
自家用絹織物で、大産地の製品に対し、各地方で生産された
白絹のことをいうのだそうです。
福知山市もかつては養蚕地で、
地絹の着物が織られ、娘の嫁入りの際にも、
丹精込めて織られていたそうです。
ただ、残念なことに。銘仙も地絹も
普段着が、着物から洋服に変わった戦後には、
ぱったりと姿を消してしまいました。
今回は、銘仙と地絹だけでなく、
養蚕の道具も少し展示されています。
80歳から90歳台の方は、娘時代の思い出を
また、その娘世代の60歳から70歳台の方にとっては、
お母さんの懐かしい思い出を
思い起こす展示内容です。
開催は5月31日までです。
3月19日、福知山市立の幼稚園では
修了証書授与式(卒園式)が行われました。
市立遷喬幼稚園は、今年度(平成25年)休園となる
といことで、56回目の卒園式を取材しました。
卒園児は、7人。
地域のみなさん、先生、お父さんお母さんに
見守られ、修了証書を受け取る子どもたち。
1年間で、いろんな経験をして心も体も
大きく成長した姿に、先生も保護者の皆さんも
また、地域の皆さんの感動もひとしおの様でした。
50周年の記念に当時の園児たちと先生が
作った園歌。文字も子どもたちが書いて
それを貼り合わせたそうです。
園歌以外にも、「思い出の言葉」では、
園児たちが、「さんぽ」「おばけなんてないさ」
「うんどうかいのうた」「カレンダーマーチ」などの
歌を挟みながら1年間の思い出を紹介してくれました。
「さよならぼくたちのようちえん」
「喜びのうた」では、
私もついつい涙が・・・。
3月23日には、PTAやPTAのOBの方が
中心になって、
休園にあたっての思い出を語る会が催され
たそうです。
卒園生や保護者、先生や地域の皆さんが
参加され、思い出話にも花が咲いたことでしょうね。