鎌の大きなサイズの筍ほりの道具「とぐわ」(笑)
土の中に突き刺して筍を掘る道具です。
報恩寺の竹林はまだまだこの寒さに土の中で耐え忍んでいるのでしょうか。
福知山市報恩寺の平石幸一さんの家の隣の作業場にお邪魔しました。
作業場の広さは茶たんす・テーブル・壺・竜のおきもの・鹿の角などなど・・。
炉端焼きの居酒屋さんのような美しい作業場は
やはり平石さんの「つれ」とよばれる人々が集まる素敵な場所でした。
さてさて・・・。報恩寺と言えば筍!!
100年以上前にこの報恩寺から京都に出て仕事をしにいった人々が
ここ報恩寺に筍をもってかえってきて山に植えたのが始まりとされています。
その後報恩寺の名は全国に広がって行きます。
取り立ての筍をそのままスライスして「刺身」として食べるのが粋な食べ方。
そんでもって(笑)・・・。
もし可能なら 炭火焼で筍を焼いて食べたらも~やめられません。
手入れされた竹やぶの写真が作業場に貼ってありました。
子供たちが走って回れるほど光が入りこみとても美しい写真でした。
さてさて話は戻りますが・・(笑)
100年以上前からの歴史をお話いただきましたが
この報恩寺。福知山市街地から→音無瀬橋を渡り→猪崎を通り→川北を過ぎた場所にあります。
報恩寺でとれた筍はかごに入れてかごを担いで川北まで持っていって
売っていたそうです。
福知山の城下町の商人が川北まで足を運び筍を買い求めていたそうです。
報恩寺から川北に行く時は峠があったそうで行商される方は峠越えをしなければなら
なかったそうです。そのころから福知山で大評判だったんですね。